あなたは大丈夫?SDカードのデータは3年以内に消える!?

パソコン・ハードディスクの豆知識

SDカードに写真や音楽データを長期間保存している人はけっこう多いと思うのですが、実はSDカードに大切なデータを保存しておくことは、非常に危険な行為です。自分はデジカメで写真撮影はしないし、ビデオでも動画撮影はしない。ほとんどがスマホだから関係ないと思うかもしれませんが、スマホもSDカード同様にフラッシュメモリー系が使われています。

SDカードなどのフラッシュメモリーは寿命が短い

何故、SDカードやmicroSDカード、スマホのemmcの長期データ保管が危険かというと、SDカードやマイクロsdカードはあまり長期保存には向かない記録メディアだからです。非常に高い確率で、2、3年後にはデータが消失してしまうか、SDカード自体を認識しない!またはフォーマットされていません!フォーマットしてください!!といったエラーが発生します。4年以上経過すると、どのタイミングで壊れても不思議ではありません。

SDカードなどのフラッシュメモリー系を製造販売している会社にはサンディスクや東芝、ソニーなどのメーカーがあります。これらメーカーではSDカードの寿命は通常、5年から10年程度と云われていますが、実際は2年から3年程度がひとつの目安になるでしょう。


フリーダイヤル

記録メディアの種類と使用可能な年数

 

記録メディアの種類 使用可能な年数
USBメモリー 1年から2年程度
SDカード 2年から3年程度
ハードディスク 3年から4年程度
CD-RやDVD-R 5年以上

データの長期保存に向いている記録メディアは?

SDカードやマイクロSDカード、USBメモリーなどはフラッシュメモリー系と呼ばれており、電気によってデータの読み書きを行っています。特徴としては、記録メディア全体にデータを分散し書き込むため、ハードディスクのように特定箇所が読めないといったトラブルが発生しづらいメリットがあります。

一方で、一旦、読み込みや書き込みエラーが発生すると、あらゆる箇所で読み込み書き込みエラーが発生するため、保存してあったデータが全滅!

または万遍なくデータが破損しているといったトラブルが良くあります。
一方、CD-RやDVD-Rなどは、温度や湿度、ホコリや日光などを管理しながら保存しておけば数十年はデータの保存が可能とも言われています。中には冷蔵庫でCD-RやDVD-Rを保存しているという人もいます。

そのため、長期に渡ってデータを保存するなら、SDカードなどのフラッシュメモリー系ではなく、CD-RやDVD-Rなどを使った方が安全です。最近ではサーバーの一部に光ディスクを使用したデータ保管もあります。但し、CD-RやDVD-Rは記録面を爪で引っ掻いたり、何かにぶつけてしまうとスグに読み込めなくなるので取扱いに注意が必要です。

SDカードやマイクロSDカードなどは、スマートフォンやデジカメなどで撮影した写真や動画が多く保存しているケースがあるため、万が一、データが消えてしまった場合、かなりショックが大きいと思われますので、データのバックアップ先の検討は勿論、データのバックアップ更新頻度には気を付けた方が良いでしょう。

メモリーと呼ばれる種類とデータ保存容量

「SDカード」はデジカメやスマホ、ビデオカメラなどで良く使われています。またより小型化された「microSDカード」もあります。

この「SDカード」や「microSDカード」の最大容量は32GBです。
同じ見た目の規格に「SDXCカード」「microSDXCカード」がありますが、これらは最大データ保存容量が64GB以上となっています。

microSD/microSDHC/microSDXCカードはSDカード変換アダプタを使用することによってSDカード用の機器でも使用することができます。これらmicroSD/microSDHC/microSDXCカードは非常に小さく、大きさは子供の爪の上にも載るほどなどで逆に持ち運びに不便です。そのため最初からアダプタが付属したモデルを購入した方が持ち運びにも後々便利です。

また一般的にメモリーと呼ばれる種類には下記のようなものがあります。

  1. USBメモリ
  2. メモリーカード
  3. SDメモリーカード
  4. メモリースティック
  5. スマートメディア
  6. xDピクチャーカード
  7. コンパクトフラッシュ

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SD スピードクラスについて最低保証速度

これらメモリーカードはサイズ、容量が違うだけではなく、実は速度にも大きな違いがあります。例えばSDカードには『SDスピードクラス』のロゴが通常表記されています。SDスピードクラスとは、統一された速度規格のことです。 データの読み込みや書き込みの最低保証速度をスピードクラスとして表記しています。

 

スピードクラス 最低保証速度
class2 2MB/sec
class4 4MB/sec
class6 6MB/sec
class10 10MB/sec
UHS-I(Ultra High Speed I) 10MB/sec
UHS-III(Ultra High Speed III) 30MB/sec

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